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十二月

低い山抱くように尾根が窓にあるその距離までの吾の視野なり

みるたびに伸びきったゴムみたいな顔 去年の顔が思い出せない

書き出しを襲う憎悪は月光が滲み出すときつかの間ゆるむ

「ちいさな白い花が咲いたよ」それだけが長い電話ののちを残れる

床としてここに過ごせる鬼胡桃素肌のごとく蜜引き入れる

かなしかった夢のつづきはもうなくて初めの一歩が毎朝にある

父母老いてまっすぐ伸びる黒髪の吾を知るもの夫のみとなる

むしろ泣けることの幸せ言わなくちゃ今年の初冬も澄みたる匂い

訴えることの悲しさを日暮れまで走らせていたペンに蓋する

いくつもの真珠が卓に光るよう置きたる眼鏡を通す電光
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テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

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西野明日香

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