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本を出すということ

いろいろと考える今日この頃。っていうか以前から。

私は逝ってしまうまでに、一冊だけは歌集を出してみたいと思っている。
逝く3日前でもいいし、1ヶ月前でもいいし、1年前でもいい。
決して「有名になりたい」などという気持ちなんて一切ない。
ましてや「人気者になりたい」なんていう願望もない。
歌集を出したいことの意味は、私がこの世に確かに存在したという証であると
思うから。

話は変わるけど、最近過去に起きた一瞬の光景を思い出すことがある。
ここ二、三日はこんなことだった。

長男が小学生の頃ピアノのレッスンを結構本気でしていた時期があって、
先生は当時80歳の某音大の名誉教授であられた人だった。
男の子ということもあって、先生はとても息子のことを可愛がってくださって
特にすぐにへそを曲げてしまう性格の子ということも解ってらしたから
「褒めて教える先生」だった。
五年生のときの発表会。その年は、シューベルト生誕200周年を記念して
お弟子さんの全員がシューベルトの曲を弾くというものだった。
我が息子もワルツから3曲ほど弾かせていただいた。
その発表会の終了後、先生は起立して息子にこうおっしゃった。
「本日は、ご成功おめでとうございました」
何の礼儀も教えていなかったので、ドギマギして私は息子を見守った。
すると息子は、ピンと胸を張って「ありがとうございました」と一礼した。
子供ではなく、ひとりの演奏者として認めていただけた気がした。
と息子は後に私に言った。(今はもうやめちまったけど(泣)
そのほんの2分ほどの時間に起きた光景が、時々思い出される。

華々しくピアニストとして世に出たわけではないけれど、息子にとっても
傍らで必死で指導してきた私にとっても、誰かに認めてもらえるという
経験は、一生の宝物と思う。
それとともに、たったの一言で人生における大切なことを身を持って
教えてくださった今は亡き先生には、息子も私も尊敬と感謝の念で一杯で
そういう姿勢を継ぎたいと思う。
誰かに認めていただくということは、普段にやってきた結果であると思う。
又、純粋に何かをやり続けるというのはそういう気持ちではないかと私は
思うのです。

「愛」という言葉の解釈はとてもむつかしいと思うのだけど、あえて言うなら
「決して見返りを期待せず一心に注ぐもの」と私は考えていて、例えば
歌を愛すると言うならば、そうでありたいと思うのです。
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テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

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おっ!

西野さん、こんにちは!

波紋、ひろげちゃった?(笑)
なんちゃって。

息子さんのピアノの先生のお話でも思ったんですが、
相手が目上でも、年下でも、子どもでも、
お互い尊敬できる関係って、大事だよね……。

おっと、仕事に戻ります!

いやぁ~

いろいろと考えさせてくれる良い機会を与えてくださって
ありがとうでした!

そうですよね~
年齢に関係なく大きな人っていますよね。
素晴らしい人とのたくさんの出会いが、少しずつ成長
させてくれる気がしますよね。

にしてもみんなえらいなぁ・・・・
ちゃんと自分の仕事も持って両立してる・・・・
ふぁいとー^^
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