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「西行の肺」Ⅲ

吉川先生と言えば、みずみずしい相聞歌と思っていた。
もちろん「西行の肺」の中にも妻、息子、娘を想う歌も
たくさんあるのだけれど、自然詠の良さに気づかないで
いた私にとっては、或る意味カルチャーショックだった。
自然詠というのだろうか、心情と自然がシンクロして
いて、そこに奥行きと深さを感じた。
そのような中に時折叫びのような歌が、顔を出す。
立ち止まらずにはいられなかった。


この世から抜かれてゆくのは夕暮れにしてほしい 松黒くなりつつ

雪空よ さびしきことぜんぶ言う人のいなくてみずからに言う

空間を残して死者は去りゆけりそこにガラスの風鈴吊るす


思ったとおり、それ以上に読み応えのある歌集だった。




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