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五月の歌

熱のある日の多き眼に山映ること多かり今朝、樹々の鮮やか

タクシーに運ばれてきた病院の見渡す限り春の花々

春風はモロー反射を確かめる揺れるバギーに二度ほど吹いて

「ステロイドは使いたくない」と医師は言う自ら闘う顔を示して

舟底をくぐる小波のたっぷんと真昼の夢にくりかえされる

帆の先を定められずに遠く遠く流されしこと夢は引き出す

そこにあるものが消えてゆく夕暮れの寂しさに似て出逢いというもの

われの一日ひととおり聞く君の一日語られることなく夜は更ける

この人に何もできずにただ居りて静かな水と茶碗の音聞く

バイパスの小さな光揺れながら行く人帰る人々の美し



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テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

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