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今日思うこと。

2月から走り(歩き?^^)出した題詠100首ですが、あと一首で丁度半分の地点まで来たことになります。

そのあと1首で躓いているのですが(汗)

それでもここまで来れたのは、この拙ブログを見に来てくださる方々がいらっしゃるということが私の励みになっていたからだと思います。
ありがとうございます。

又、陰ながら「ポチッ」と拍手ボタンを押して行ってくださる方、本当にありがとうございます。

さて、今日は題詠のほうはちょっとお休みして、一冊の歌集を読んでおります。
その中の一首をご紹介したいと思います。

笹井宏之さんという歌人が今年1月に若くしてお亡くなりになってから、100日が経ちました。

100日経とうと1000日経とうと私の手元の歌集は生きつづけているのですが、その「ひとさらい」という歌集の中に私が生涯忘れないだろうと思う歌があります。

一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる

という歌です。

いろいろな読みができる歌だと思うのですが、私はこの歌を読んだときに「誠実」という言葉が浮かびました。
真の心を開ける人は、そう世の中にはおらず、一生のうちに一度出逢えるかどうか。
そういう人(物)に出逢え窓を開く前には、靴を揃えるというのです。
この歌の中の「あなた」とは、きっと特定の人のことではなく、笹井さんのメッセージとして読む人に送られたものであると、私は思いました。
「読み」は、そのときの読み手の心境に大きく左右されるのだろうと思うのですが、今の私は、「誠実であるということ」として語りかけられているように解釈しています。
しかし、10年後は違う解釈になっている私が居るかも知れません。
そう考えると「31文字の威力」は凄いものなのだなと思います。
そして今も、これからも私の中からこの歌は消えることはなく、ずっと生きつづけて支え続けてくれるのでしょう。
笹井さんの短歌には、このように、たくさんのメッセージが残されている気がします。
100ページほどのこの歌集。
まだまだ読みきれてはいないのです。
それほど重みのある深い内容となっています。
「あなたの一番好きな歌はなに?」と聞かれて、あまり一番はこれ!二番はこれ!三番は・・・・
とは答えられないのですが、「一生涯忘れられない歌は?」と聞かれると、この歌です。
と答えます。

人の心の中でずっと生きつづける歌。素晴らしいな。

それから、「ひとさらい」を読むたびに「良い歌は良い人柄から生まれる」のだろうということを思います。
改めて、そのことを思い出させてくれた一冊でした。






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いい歌だね

こんにちは^^

「ひとさらい」、私も読んでみたいな。
いい歌に触れるととても気持ちがそわそわする私。
どうしても自分の好きな歌の感じって偏るんだけど
いろんな人の歌を読むことは勉強になるよね。
特にどこにも所属もしてないようなアタシとか・・・^^;

ここでいつも勉強させていただいておりまする♪

突然に失礼致します。

はじめまして。突然にスイマセン、いつもブログを拝見させていただいているものです。自分も、笹井さんのこの一首が生涯忘れられない歌になっております。
西野様の読みを読ませて頂き、さらにこの歌の世界が広がりました。人と時とそれぞれでどんどん広がっていく歌だなと、改めて思わせて頂いた次第です。ありがとうございました。

「些細」でご家族が記事をアップされたのを見て、まだ100日なのか、でもまだ100日なのかと思っていた今日この頃でしたので、西野様の記事がたいへんに心に響き、このように突然にコメントをさせていただいた次第です。たいへん失礼致しました。

明日香さん、こんにちは♪

本当に心が洗われるような引き締まるような、そんな歌ですね。
夭折されたのが惜しまれます…。

私はまだ、その窓を開いたことないなぁ。靴を足先で揃えてるようじゃ、まだまだですよね(笑)

きちんと靴を揃えて、ぴかぴかに窓も磨いておかなくちゃいけませんね☆

いい歌でしょぅ?

こんちわ。ほたるチン。

「ひとさらい」お勧めです。
題詠ブログの「歌葉」のところから購入できるのよ。
ちょっと難解な歌もあるけれど、ほたるちんのフィーリングで読んでみて~
うちの長男は、歌は詠まないけれどえらく感銘を受けたみたい。
私はなんだかやさしい気持ちになれます。

はじめまして。

空山くも太郎さま。

はじめましてって言うのもおかしいくらい、くも太郎さんのお名前はよく存じています^^
よくいらっしゃいましたぁ。

そうでしたか。笹井さんのこの歌は賛否両論ありだけど私はこんな風に感じました。
そら雲さんは、どのようにお読みになられたでしょうか。
それぞれの心にそれぞれの感じ方で響き、ずっと残る歌。いつかそういう歌が詠める人になりたいです。

どうぞこれからもご遠慮なくコメントしてって下さいね。
宜しく。

こんにちは~^^

ことはさんっ

ぁぁ、「心洗われる」という言葉がぴったりですね。
ほんと、心の窓もピカピカにせねば。

私ももしかすると心開ける人、出会えたのかまだなのかさえわからないでいます。ってこんなこと言ってていいのだろうか<私。
でも自分でさえも、本物の自分がよくわからないと思ったり・・・(汗)
だから歌を詠んでるのかな。

レスコメありがとうございます。

西野様
名前を知ってていただけてたなんて、なんか恐縮です。

僕も、この歌は、読むたびに解釈は変わるのですが・・・・・・。
最初出会った時は、あなたというのは「まだ見ぬ君」、まだ会えていない運命の人と読みました。恐らく、自分は、一生に一度という言葉から結婚といった「縁」をイメージしたのだと思います。そして、 「まど」は内界と外界との隔たりではないかと思い、窓のガラス越しには、“あなた”の靴とそれをそろえる手だけが見え、もしかしたら今こっちに近づこうとしているかもしれないという状況。確かにあなたは靴をそろえるようなきちんとした人、そして想像するに優しい人なのかもしれないけれど、その先は少し怖くて今は窓を開けらない。そんな幸せへの恐れを詠んでいるのかなと思いました。

でも、このうたが本当にすばらしいなぁと思うのは、その時々の読んだ人を写す綺麗な鏡であると確信したからです。自分で読んでいて、これは自分の内界の風景で、自己が投影されていると感じますし、恐らく違う人が読んだら決してこうは読まないだろうし、下手したら共有は出来ないかもしれない、というのもわかります。でも、この歌が伝えようとしている根幹のメッセージとこの歌がすばらしいということは共有できる、そんな力を持っているところが本当に本当にすごいなぁと思った一首でした。(長くなりましてスイマセン)

最後に、全然関係ないですが
略して「そらくも」さんと呼んでいただいたのは初めての経験です。なんだかとっても嬉しいです!

なるほど

こんばんはぁ。空山くも太郎さま

「そらくもさん」と、例えば岡本さんのところでお見かけしたりするときにひとり勝手に「ぁ、そらくもさんの歌」などとニックネームをつけてしまっていて、つい出てしまいました^^
略してニックネームなどで呼んだりすると、気分を害される方もいらっしゃると思うのに、そう言っていただけて良かったです。

さて、早速お聞かせくださってありがとうございます。
なるほどです。
私もこの歌を読んだときに「ひらくという」という表現について深くない知恵絞って考えました。
窓を開くのは自分なのかあなたなのか。
「まだ閉ざしている自分の窓」或いは「開けるであろう窓」私も実はそこのところで悩みに悩みました。
いまだ悩んでいます^^

でも、そうですよね。
そらくもさん(言っていいのかな)がおっしゃるように、この歌の根底であるメッセージは、広い範囲であって「靴を揃えるような誠実な人」という部分が読めればいいのかな。というところに今は落ち着いていたりします。
下手したら共有できないかも知れない。
これはすごーーーくわかります!

又、「内界と下界の間にある窓」なるほど!と思いました。
ぁぁ、うまくまとまらなくて、物凄い長文になってしまいそうです^^

でもありがとうございます!
こんな風にひとつの歌を巡って、語り合えるのは凄く嬉しいです。

できれば私の拙歌にも(汗)率直なご感想などいただけたら尚嬉しいです^^
お待ちしています。
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