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ご褒美

昨日ポストの中から取り出した郵便物の中に入っていた一枚の葉書。

それはとても嬉しいお知らせでした。

「全国短歌大会」で佳作をいただいたとのこと、ありがとうございました。

佳作も嬉しいのですが、葉書には選者であられる渡辺礼子さんの直筆で入選作が書かれており、更に感激しました。

これを機に一層精進してまいりたいと思います。

尚、作品は表彰式が終わるまでご紹介できないことになっています。

10月半ば頃upする予定です。
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NHK短歌9月号

「星の歌」 佳作

選:加藤治郎氏


南極でペンギンを抱く勇気さえありもしないで見上げる夕星

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

抜け殻状態(汗)

こんばんはぁ。

題詠2009が終わり、「さぁ新作を!」と思っていたのですがまーーったく詠めません(汗)

燃え尽き症候群とは、こういうことなのでしょうかっ

そこで今夜は、以前詠んだ連作9首をupしておきます。(題詠100首を少し改作したものも含まれています)
何故10首じゃないのだっ・・・・・・・
それは、あるところに出詠してしまったからであります。



他ならぬ脱力ありてあああなた小島に浮きて去ることの悲は

白々と夜明けは来たり君の居ぬベッドに木屑のごとくにおりて

触れることなき肩多くその生の計り知れぬまま駅を行き過ぐ

触れること貪欲なまでに歌会へ急く小さなうたをふたつ抱えて

いっぴきの迷い猫のごとちょこなんと椅子に座れリ出口付近に

思い切って視線上ぐればスカーフの薄紫のやさしさありき

鉛筆は一首に沿いて往復し添いつつわれは電車に運ばる

雨上がり直射日光浴びる道しっかりヒール打ちて進まん

生きてれば確実に積もるものありてピーリングにてべりべり剥がす


題詠2009を終えて

疲れました^^
8月9月は少し忙しくなるので、もうこの際それまでに完走してしまおう!と思って、後半70番あたりからは、思いつきにまかせてサクサクっと走ってしまいました。だから雑になってしまったようです。
でも100首、なんとか走りきることができましたのも、応援してくださった方々の励ましがあってのことと思います。
ありがとうございました。
これからも短歌はボチボチに続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
まとまりのない100首ですが、(過去に戻ったり現実にかえったり^^)一応全部まとめてup致しました。

001.笑みを見る喜びを知るシェフがいる店の死角であなたを想う

002.おそらくは今日一日で消えてゆく傷 壁紙の継ぎ目を見つつ

003.泣いたって助けてくれないことくらい知っているからアイライン引く

004.ひだまりを追いつつ君を待つうちに降り出す雨が正解告げる

005.ささくれに触れないようにして送る「です」「ます」調の最終メールは

006.全身が水玉模様になるときの顔して君は私を見てる

007.ビッグマック空ごとかじる君と見た青の深さを思うランチどき

008.飾らない子らのまなこは透き通る湖の色 木立を映す

009.振り切って加速するのよ自転車よ追い風来ればふわふわゆける

010.寂しさを街まで売りに来る人のマッチ全部買ってしまいました

011.もう一度遇えるのだろうか不意に来る軽い嫉妬で始まる恋に

012.この上に雪降り積もれ凍えたし不達で戻るメールみつめて

013.「サヨナラ」がスクロールしても湧いてくるカタカナに支配される脳内

014.本当の旨味を知るため煮詰めつつ十一回目の味見をしてる

015.型枠に収まりたくない少年の形残した毛布ほやほや

016.Uの字が磁石のようなかたちしてまた引き寄せる君へUターン

017.解(ほど)こうとしてあっけなくちぎれた糸 切れ端をまだぶら下げている

018.彼もまた格差を思うのだろうか 薔薇三本をテーブルに置く

019.君はもう捨てただろうかぼくたちが記した誤字脱字だらけのノート

020.情けなく心貧しい夜の部屋 鏡は正しくわたしを映す

021.傷つけて傷深まりて ああぼくらはきつつきのつつくくちばしのごと

022.とりあえず職業欄にある「主婦」です夫は時折主夫兼務です

023.よれよれのシャツの形の心して銀の指輪を磨く一日

024.あっけなく幕は閉じられた 天ぷらの衣がはがれ落ちるみたいに

025.余韻にも押し寄せてくる冷たさよ流氷よりは薄い壁であれ

026.ありったけコンビニリップを買い込んで始まりのドア押し開けに行く

027.過ぎたことしか考えぬわれの目を既望の月が黙って見てる

028.わたしたちが透明だった頃の歌コンビニで聴く 何もいらない

029.くしゃくしゃの紙風船に似た夢に静かに息を吹いてみている

030.まっすぐでなかったことが降りてくる牛蒡ささがく黄昏どきは

031.もう遠い僕らの夏よてっぺんから広がる海の青さのごとく

032.引き算をしてゆけばほら真っ白な世界に戻る君とは別の

033.冠水の道をゆく覚悟持てぬまま迎えた春の桜は眩し

034.やんわりと黒髪なでる風に逢い夏の序曲はふいに始まる

035.休日をロンドン気分で過ごすべくスコーンさえも甘さが足りない

036.意図さぐるゲームのカード差し戻すわたしがわたしであることのため

037.藤波の思い煩う青春の刻まれしシワ深くなる父

038.大阪→(から)結局どこへも飛べずして往復切符に触れる指先

039.決断をするにはここは広すぎてあの橋渡る風を見ている

040.ゆんわりと溶け込んでゆくふたりしてすみれの花のぬるさに触れて

041.情熱の漲る胸の指先がまだ君の肩 クリックしてる

042.「天城越え」地に這わせつつぇぇわたし家の柱にぶら下がってます

043.関係を確かめきれぬ目の先のあなたが見上げる時計が嫌い

044.沈黙の中絞るわさびハートにも涙にもならず覚悟を決める

045.幕引きのタイミングさえつかめずに冷めた紅茶に落とした砂糖

046.かなしみに触れた手のひらその手から吸い取られてゆくわれの常識

047.ぎりぎりの警戒心が保たれる七回コールで応える君に

048.すぐそこにここに出逢いし人々を遣り過してはまた夏が来る

049.完璧なソムリエのような唇にミルクを注ぐ計画でした

050.真っ白なあの日震災の町は今日南西の風 鯉泳ぎたり

051.遠ざけた君がただ一度言い訳のなかったことが思い出される

052.路地裏に答えがなくて縄のれんが降ろされて今道が見えない

053.遠くても君と居るという確かさのひとつとして在るこの妊娠線

054.どの道も君には辿りつけなくて首都高速に引き戻される

055.とりたてて高鳴りもなき真昼間に結婚式の鐘 響きぬ

056.開くたび目立たなくなるはずだからあ行に残す君のアドレス

057.そうろっと縁日の夜の金魚のごと私をすくってもらえませんか

058.魔法瓶の残り湯捨てて声にせぬ「おやすみ」シンクはボコンと応う

059.旅に出る荷持つは少ない方がいい わたくしごとは全部済ませる

060.「もうわしは引退やあ」と近頃は言わなくなった父が居眠る

061.封じ込めたものがふつふつと湧いてきて春のピンクが街を彩る

062.なだらかに下る坂だった真直ぐに信じた道の跡を辿れば

063.一組の洗濯物がゆらゆらり薫りもせずに春を漂う

064.ひとり来て暮れゆく春を見届けむ四条大宮烏丸あたり

065.夏祭り案内状を作りつつ選挙日時の予想に傾く

066.しなやかに落ちてゆく葉の一枚になりたく探す東南角部屋

067.私にはオカリナ君にはフルートの音(ね)が聞こえてるほどのジレンマ

068.明日には持ち越すことのあまたあり命短し秋刀魚をほぐす

069.艶やかに手を振れと言う風が吹く成田空港デッキの隅に

070.青春は内に残れりCDにマイケルジャクソンまっすぐ在りて

071.勘違いしない女になるために痩せぬ心でアングルを引く

072.人はみな居なくなってく瀬戸内の海に呑まない程度の風吹く

073.怖いから傍にいてほしい真夜にマスク剥がした顔の情けなき滲み

074.触れることなき肩多くこの世には計り知れない人生がある

075.もう少しやりたいことがあるのですおまけのような明日が来れば

076.残務には落とし穴あり山の手の住宅街に灯り点りぬ

077.白々と夜明けは来たり君の居ぬベッドに木屑のごときが在りて

078.アンコール過ぎ去りながら走り出すスイッチバックの壊れたトロッコ

079.大声で泣き叫ぶのは恥ですか最果ての地の無風に立ちて

080.前髪を丁寧に切り落とす午後十センチ分走れなかった

081.早朝のテラスに立ちて日本を確かめていると君の背は言う

082.つれなさの増し来る土手をゆく人に源氏蛍は淡く光れり

083.憂鬱を抱える少女の指先で折りつくされる鶴のあとさき

084.遠くから記憶を見ており三度目の河原撫子迎える今は

085.(街へ出よう)待たなくていい雪の夜のクリスマスには白いコートで

086.手のひらに切符は乗りて過ぎる時過ぎ去る時の心音速し

087.スコールを浴びたTシャツしぼりつつ海岸線を気分は目指せり

088.筋書きは決まってたんだ 一編のそこにわたしがいてもいなくても

089.ながすぎたテスト飛行のそのわけはラベンダーの丘見たかったのです

090.長三度移調して吹く口笛でやぶれたものを君は繕う

091.ささやかに君を祈らん忍冬(すいかずら)越冬ののち小さく咲いて

092.心細き晩夏の海に夕焼けの空より引かるる一本の道

093.今更に救えなかった「ごめんね」のくきやかな文字鼻骨に沁みる

094.彼方より射す陽の強さ躱すごと向き合わなかったメールをひらく

095.ひとひらは色保ちつつ落ちてゆくゆるい陽の射す卓上の薔薇

096.マイナスをまた引きながら土砂降りを救えぬ手のひら差し出している

097.断つよりも断たれるほうがきっといい群なすカモメ迷わず飛びぬ

098.気がつけば電気に生かさるこの街で香のみにして虫の音聞けり

099.ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ

100.暖かいストールが今欲しくてもあなたに「好き」と告げないだろう


完走報告(西野明日香)

五十嵐きよみ様
たった今、なんとか完走いたしましたのでご報告いたします。
約半年間、本当にお世話になりました。
拙歌ではありますが、このように披露させていただける場を提供してくださりましたことに心から御礼申し上げます。
次回までには、もう少しクォリティーを高めて臨みたいと思いますので、その時にはどうぞ宜しくお願い致します。

100:好(西野明日香)

暖かいストールが今欲しくてもあなたに「好き」と告げないだろう

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

099:戻(西野明日香) 再

ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ

(タイプミスにより再送します(汗)

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

098:電気(西野明日香)

気がつけば電気に生かさるこの街で香のみにして虫の音聞けり

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

097:断(西野明日香)

断つよりも断たれるほうがきっといい群なすカモメ迷わず飛びぬ

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

096:マイナス(西野明日香)

マイナスをまた引きながら土砂降りを救えぬ手のひら差し出している


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

095:卓(西野明日香)

ひとひらは色保ちつつ落ちてゆくゆるい陽の射す卓上の薔薇


(変な歌を既に読んでしまった方・・・・・すみません(汗)
何を考えていたのか、三句目が二つ存在していたので修正いたしました(恥)

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

ウクレレさんのポケ短。(チューニング)

投稿歌人でお馴染みのウクレレさんから、自選集「ポケ短。」をいただきました。

いただいたのです!^^

ポケットサイズで、いつでも何処でも手に取って読めるポケ短。
可愛いタータンチェックで閉じられていて、中には栞まで入れてくれていました。

栞には

ケータイで青空だけを切り取って悲しいことは忘れてしまえ

心の中まで真っ青に染まればきっと嫌な事も忘れられる。
私の部屋の私の特等席であるソファーに寝転がると、窓越しに毎日の空が目に映る。
空って毎日毎日違うんですよね。
その空に電線が2本あって、くっきり見える日、ほとんど見えない日、いろいろです。
一面真っ青の空にその電線が真直ぐ走る光景が私は大好きです。
ウクレレさんの短歌は、そんな誰もが感じる一瞬を上手く切り取って人の心を代弁してくれているようです。

追い越すと挨拶しなきゃいけないし同じ速さで会社へ向かう

私もよく思いました^^これ。
簡単に前を行く人に声かけができる日、できない日。あるんですよね。
ぁぁ、ウクレレさんもなんだ^^と思うと、なんだかホッとさせられます。

ウクレレさんが以前「夜はぷちぷちケイタイ短歌」の番組内で読まれた歌で印象に残っていた歌も載っていました。

雨音が消えて静かな雪になりとなりに君がいないと気づく

間違っていたらすみません。この歌は加藤治郎さんが選歌された歌だったように記憶しています。
心にどんなものを持っていても昼間はざわめきの中、特にこの日は雨足が強く窓を叩いていたのでしょう。
夜になり、しんしんと静かな雪に変わりその雪の光景をいつもなら「君」と味わったのでしょう。
何気なくそばに居た人の大きさを改めて、その夜気づかされた。
街中が真っ白になってゆく様子と作者の孤独感がマッチしていて、私は大好きな一首です。

セキュリティーレベルひとつ下げた夜君の匂いの未来がはじまる

この歌は、「夜はぷちぷちケイタイ短歌」で確か穂村弘さんが選歌された歌だったと思います。

少し心を開いてみたら、「君」の匂いがすーっと入ってきて、そのうち満たされるのではないかという予感。
私は結構警戒心が強いほうなので、なかなか気を許せないというやっかいな性格なのですが、それは相手と関わった時間とはあまり関係はなく、何か元々引き合わされる運命にあって、気づいたら心の扉を開いていた。という経験があります。
そういう運命を感じられた一瞬が切り取られたのだろうと思いました。

このように、日常の中で誰もが思うこと、感じることをウクレレさんはたくさん詠まれています。
それだからこそ共感を呼ぶのだろうと思いました。
大きな事件、感動的なシーンを浮かべて詠むことよりも、日常をしっかり生きなが、自分をみつめる。
そんなことをウクレレさんの短歌から教えられた気がします。

PS:手作りっていいですよね。なんだか暖か味がある。うん。
こうして短歌を読むと、一度もお目にかかったことのない方のものでも、何かその方の内側に会える気がします。
実際に会って知れるところの「人」よりも、知れることが多い気がします。
私が短歌に引き込まれるのは、そのことを知っているからかも知れません。

快く、譲っていただきありがとうございました。





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