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誠意

紐解いて探りましょうか悪びれぬ半透明の誠意のしるし
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カギ

従順な子犬のように撫でられるキングコングのカギを握って

赤と白

赤と白混ざり合いて桃色の赤にも白にもならない二人

君の悲がぽたぽた落ちるこの胸よ蒸発させる温度に上がれ

みかん色に染められた肌溶け出してやさしき人に同化されなさい

合格通知

捥ぎたてのレモンをかじる顔をして「合格」の文字子はみつけたり

足音

ぽたんぽたん等間隔で落ちる水終わりに近づく足音みたいに

バーストしたタイヤのような音たてて膨らませた夢散っていきました

コルク

だんだんとあなたの匂い染み込んでワインのコルクみたいなわたし

Desperadoを聴きながら



次々に鑑定されるひよこのごと好き嫌い振り分けられし吾

どんみりと覆いかぶさる雨雲に面倒なこと全部投げたい

悲しみを拭うためのタオルには柔軟剤を三倍入れる

無常

両の手に二杯分の涙する時も無常に日付を変えて

星のシャワー

今日までを洗い流してしまいたい垂直に降る星のシャワーで

寄り添って引き立てあって味を出す寄せ鍋のような家族でありたい

運動会

大会の高三生を見届ける最後のゼッケンつけ終えし夜

着信

バラ一本あればいい夜(よ)にきらめかぬ安っぽいセリフ流す着信


夜想曲

なんとなく泣きたい夜はどっぷりと夜想曲(ノクターン)に浸かっていたい

賛美歌

追いつめて追いつめられた日の暮れに「慈しみ深く」賛美歌の鳴る

堪える

朝までを堪えきれれば救われる君の自尊と私の怒り

届かぬ声

君はもう明日に夢中になっていて私の声などドレミの鼻歌

敦賀の月

特急の雷鳥乗りて敦賀あたり切り絵のような月のみ光る

随いて登る坂でも時折は背中をつつくわたしでありたい

坂道を転げ落ちたくなかったの今日よりひとりゆっくり歩く

漲る

長いこと凍った川のようだった君がはじけてパワー漲る

君の悲を全部吸い取る体温は上がりつつある鼓動漲り

果汁

わたしにもいろいろあるのと言えなくてオレンジ果汁むぎゅっと絞る

正体

近頃の弾まぬ会話の正体を道連れにして柚湯ゆらゆら

病院

四六時中枕元に居て君をみる体温計にわたしもなりたい

退院の君が朝陽に溶けるのをここで見送る くしゃくしゃ顔で


さよならの歌

「さよなら」と連呼する歌うたうから泣きも笑いもできないでいる

不安

オブラートに包まれたまま呑みこんだ不安と共に溶け出す言葉

ビードロ細工

いつからか口癖になったさよならを忍ばせているビードロ細工

鍵盤

あきらめろ あきらめなさいと鍵盤はわたしの指先氷にするの

力ないため息聞こえる距離にいてただそれだけの夜越えてゆかむ

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