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ひとり遊び

真夜中のひとり遊びの恋歌(こいうた)を嘘の見抜ける鏡が見張る

ラベンダーの香りを連れて飛び出すのグーグルアースのあてなき旅へ

子の寝顔浮かべて啜るダージリン捨ててしまった言葉悔んで



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交差する光と光の間にはわたしのような雑草がある

月光は夜来香(イェライシャン)を照らすだろう私もここに咲いているのに

なんだってやれる気がして飛び跳ねた月のうさぎを信じた頃は

似たような夜を迎える毎日が幸せなんだと湯船でゆらゆら




嘘の匂い

だんだんと濃くなりつつある嘘の匂い葡萄一房食べきるあいだに

林檎

一対の蒼き林檎は熟成せりやや味違うもまあ良しとして

つぼみ

明け暮れの大半を夢追いし子に秋の桜がちょこっと蕾む

アロマキャンドル

ラベンダーのキャンドルひとつで泣けるような女であればよかったんだね

匂い

カビ臭い楽譜読み返す指先も行き詰まっている春遠き日々

レース地がふわっとふくらむ瞬間に全ての五感が動き始めた


制御不能

出てゆけと土足で踏み込み言う人いてわたしは部屋でじっとしてるのに

なぜだろう一瞬にしてそののちが制御不能になる吾の基盤

失ったレコード

震災に埋もれた香りが放たれてジャズ喫茶にてレコード回る

子を思う気持ち確かに重なりて国境越しの絆深まる

酸素

毛穴から木の香りのする人だから私に酸素与えてくれる

馬の耳ください

平和だったわたしに突然降ってきた嫉妬の嵐避ける間もなく

「身に覚えなきこと」と目が三角の訴え信じてこれがきっと愛

「愛されぬ」それが許せぬという人に差し出すものを探し回った

何を嘆き恨むことなどあるのだろう生きてるだけで幸せなのに

恨み言延々唱える毎日の念仏を聞く馬の耳欲しい

シチュー

初めての挫折を味わう子のためにわたしはとにかくシチューを煮込む

距離

心地良い距離のあいだで混ざり合うあなたの匂いとわたしの匂い

9月

ああ9月だ 暫く休んだたこ焼屋が動き始めたバス亭前にて

オット

二年間で夫はすっかり現地人となったのだろう メシメシメシフロ

「じゃじゃ馬を大人しくさせる秘訣は?」と上司がオットに耳うちしている

「適度なる距離保つことにあります」と即刻返した涼しいオット

悩みなどない振る舞いで赴任地へ夫はゆっくり加速してゆく


天女

かの朝の天女のように捨てきれぬ故郷追わせた君の束縛

笠地蔵

下ばかり向いて歩いてきたんだね 地蔵の笠に今気付くなど

匂い

こんなはずじゃなかったのに容赦なく金木犀は秋を告げに来た

ほの甘きコーンの香りくっつけてメキシコからの待ち人来たる

一瞬あなたを感じた街角で忘れかけていた記憶が溢れた

一時間新幹線で走り来てアウェイの匂いの君は遠かった

手土産の土の香りのじゃがいもが私の手で今日シチューに化ける

悩みなどない顔をして無味無臭の女になってみせますたぶん

本棚よりふと起き上がる日記帳 青き日の甘酸っぱさをのせて

敷く

「がんばれ」の幼の文字を枕下に敷く爺静かに永眠した夏

温泉

星空が見えなかった露天の隅でとりあえず君に寄り添ってみた

現実がのみこめぬままフリーズした陸橋で君の背だけが遠のく

見えそうで見えない君の陰探す夜の川面に「好き」が揺れてる

家族

わが家族それぞれの時刻むれどみな一枚の空の下に在る

ありがとう

全速で走り来た今「ありがとう」の君の言葉に再び恋する

六甲

六甲が鮮やかなる日収めたる携帯メール君へ送らん

環状線

いったいいつまで周り続けるの終点のない環状線は

まなこ

大学へ行きたいという子の眼が星飛雄馬より燃えている夏

少女

勤労者の傍らにいる香水の悪戯少女十三(じゅうそう)に下車す

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