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五首選会に参加させていただきます。

中村成志さま

 こんばんは^^100首、お疲れさまでした。

今年初めて五首選会に参加させていただきます。西野明日香と申します。
私の拙歌から五首選ぶのは苦労しましたが、なんとか揃えました。
どうぞ宜しくお願い致します。

自選五首

「迷い~決断」


泣いたって助けてくれないことくらい知っているからアイライン引く

寂しさを街まで売りに来る人のマッチ全部買ってしまいました

筋書きは決まってたんだ 一編のそこにわたしがいてもいなくても

長三度移調して吹く口笛でやぶれたものを君は繕う

しなやかに落ちてゆく葉の一枚になりたく探す東南角部屋


始まりがあれば終わりがある。という一連の過程を五首選びました。
満足のいくものではありませんでしたが、多くの方の批評をお待ち
しております。
宜しくお願い致します。
題詠2009の全てはこちらです。

(追記)訪問させていただいた方のブログに私のURLを残し忘れてしまっているところ
があると思います(汗)
普段から残す癖がありませんで、つい忘れてしまい失礼してしまっております。
お許しを・・・・・
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題詠2009を終えて

疲れました^^
8月9月は少し忙しくなるので、もうこの際それまでに完走してしまおう!と思って、後半70番あたりからは、思いつきにまかせてサクサクっと走ってしまいました。だから雑になってしまったようです。
でも100首、なんとか走りきることができましたのも、応援してくださった方々の励ましがあってのことと思います。
ありがとうございました。
これからも短歌はボチボチに続けてまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
まとまりのない100首ですが、(過去に戻ったり現実にかえったり^^)一応全部まとめてup致しました。

001.笑みを見る喜びを知るシェフがいる店の死角であなたを想う

002.おそらくは今日一日で消えてゆく傷 壁紙の継ぎ目を見つつ

003.泣いたって助けてくれないことくらい知っているからアイライン引く

004.ひだまりを追いつつ君を待つうちに降り出す雨が正解告げる

005.ささくれに触れないようにして送る「です」「ます」調の最終メールは

006.全身が水玉模様になるときの顔して君は私を見てる

007.ビッグマック空ごとかじる君と見た青の深さを思うランチどき

008.飾らない子らのまなこは透き通る湖の色 木立を映す

009.振り切って加速するのよ自転車よ追い風来ればふわふわゆける

010.寂しさを街まで売りに来る人のマッチ全部買ってしまいました

011.もう一度遇えるのだろうか不意に来る軽い嫉妬で始まる恋に

012.この上に雪降り積もれ凍えたし不達で戻るメールみつめて

013.「サヨナラ」がスクロールしても湧いてくるカタカナに支配される脳内

014.本当の旨味を知るため煮詰めつつ十一回目の味見をしてる

015.型枠に収まりたくない少年の形残した毛布ほやほや

016.Uの字が磁石のようなかたちしてまた引き寄せる君へUターン

017.解(ほど)こうとしてあっけなくちぎれた糸 切れ端をまだぶら下げている

018.彼もまた格差を思うのだろうか 薔薇三本をテーブルに置く

019.君はもう捨てただろうかぼくたちが記した誤字脱字だらけのノート

020.情けなく心貧しい夜の部屋 鏡は正しくわたしを映す

021.傷つけて傷深まりて ああぼくらはきつつきのつつくくちばしのごと

022.とりあえず職業欄にある「主婦」です夫は時折主夫兼務です

023.よれよれのシャツの形の心して銀の指輪を磨く一日

024.あっけなく幕は閉じられた 天ぷらの衣がはがれ落ちるみたいに

025.余韻にも押し寄せてくる冷たさよ流氷よりは薄い壁であれ

026.ありったけコンビニリップを買い込んで始まりのドア押し開けに行く

027.過ぎたことしか考えぬわれの目を既望の月が黙って見てる

028.わたしたちが透明だった頃の歌コンビニで聴く 何もいらない

029.くしゃくしゃの紙風船に似た夢に静かに息を吹いてみている

030.まっすぐでなかったことが降りてくる牛蒡ささがく黄昏どきは

031.もう遠い僕らの夏よてっぺんから広がる海の青さのごとく

032.引き算をしてゆけばほら真っ白な世界に戻る君とは別の

033.冠水の道をゆく覚悟持てぬまま迎えた春の桜は眩し

034.やんわりと黒髪なでる風に逢い夏の序曲はふいに始まる

035.休日をロンドン気分で過ごすべくスコーンさえも甘さが足りない

036.意図さぐるゲームのカード差し戻すわたしがわたしであることのため

037.藤波の思い煩う青春の刻まれしシワ深くなる父

038.大阪→(から)結局どこへも飛べずして往復切符に触れる指先

039.決断をするにはここは広すぎてあの橋渡る風を見ている

040.ゆんわりと溶け込んでゆくふたりしてすみれの花のぬるさに触れて

041.情熱の漲る胸の指先がまだ君の肩 クリックしてる

042.「天城越え」地に這わせつつぇぇわたし家の柱にぶら下がってます

043.関係を確かめきれぬ目の先のあなたが見上げる時計が嫌い

044.沈黙の中絞るわさびハートにも涙にもならず覚悟を決める

045.幕引きのタイミングさえつかめずに冷めた紅茶に落とした砂糖

046.かなしみに触れた手のひらその手から吸い取られてゆくわれの常識

047.ぎりぎりの警戒心が保たれる七回コールで応える君に

048.すぐそこにここに出逢いし人々を遣り過してはまた夏が来る

049.完璧なソムリエのような唇にミルクを注ぐ計画でした

050.真っ白なあの日震災の町は今日南西の風 鯉泳ぎたり

051.遠ざけた君がただ一度言い訳のなかったことが思い出される

052.路地裏に答えがなくて縄のれんが降ろされて今道が見えない

053.遠くても君と居るという確かさのひとつとして在るこの妊娠線

054.どの道も君には辿りつけなくて首都高速に引き戻される

055.とりたてて高鳴りもなき真昼間に結婚式の鐘 響きぬ

056.開くたび目立たなくなるはずだからあ行に残す君のアドレス

057.そうろっと縁日の夜の金魚のごと私をすくってもらえませんか

058.魔法瓶の残り湯捨てて声にせぬ「おやすみ」シンクはボコンと応う

059.旅に出る荷持つは少ない方がいい わたくしごとは全部済ませる

060.「もうわしは引退やあ」と近頃は言わなくなった父が居眠る

061.封じ込めたものがふつふつと湧いてきて春のピンクが街を彩る

062.なだらかに下る坂だった真直ぐに信じた道の跡を辿れば

063.一組の洗濯物がゆらゆらり薫りもせずに春を漂う

064.ひとり来て暮れゆく春を見届けむ四条大宮烏丸あたり

065.夏祭り案内状を作りつつ選挙日時の予想に傾く

066.しなやかに落ちてゆく葉の一枚になりたく探す東南角部屋

067.私にはオカリナ君にはフルートの音(ね)が聞こえてるほどのジレンマ

068.明日には持ち越すことのあまたあり命短し秋刀魚をほぐす

069.艶やかに手を振れと言う風が吹く成田空港デッキの隅に

070.青春は内に残れりCDにマイケルジャクソンまっすぐ在りて

071.勘違いしない女になるために痩せぬ心でアングルを引く

072.人はみな居なくなってく瀬戸内の海に呑まない程度の風吹く

073.怖いから傍にいてほしい真夜にマスク剥がした顔の情けなき滲み

074.触れることなき肩多くこの世には計り知れない人生がある

075.もう少しやりたいことがあるのですおまけのような明日が来れば

076.残務には落とし穴あり山の手の住宅街に灯り点りぬ

077.白々と夜明けは来たり君の居ぬベッドに木屑のごときが在りて

078.アンコール過ぎ去りながら走り出すスイッチバックの壊れたトロッコ

079.大声で泣き叫ぶのは恥ですか最果ての地の無風に立ちて

080.前髪を丁寧に切り落とす午後十センチ分走れなかった

081.早朝のテラスに立ちて日本を確かめていると君の背は言う

082.つれなさの増し来る土手をゆく人に源氏蛍は淡く光れり

083.憂鬱を抱える少女の指先で折りつくされる鶴のあとさき

084.遠くから記憶を見ており三度目の河原撫子迎える今は

085.(街へ出よう)待たなくていい雪の夜のクリスマスには白いコートで

086.手のひらに切符は乗りて過ぎる時過ぎ去る時の心音速し

087.スコールを浴びたTシャツしぼりつつ海岸線を気分は目指せり

088.筋書きは決まってたんだ 一編のそこにわたしがいてもいなくても

089.ながすぎたテスト飛行のそのわけはラベンダーの丘見たかったのです

090.長三度移調して吹く口笛でやぶれたものを君は繕う

091.ささやかに君を祈らん忍冬(すいかずら)越冬ののち小さく咲いて

092.心細き晩夏の海に夕焼けの空より引かるる一本の道

093.今更に救えなかった「ごめんね」のくきやかな文字鼻骨に沁みる

094.彼方より射す陽の強さ躱すごと向き合わなかったメールをひらく

095.ひとひらは色保ちつつ落ちてゆくゆるい陽の射す卓上の薔薇

096.マイナスをまた引きながら土砂降りを救えぬ手のひら差し出している

097.断つよりも断たれるほうがきっといい群なすカモメ迷わず飛びぬ

098.気がつけば電気に生かさるこの街で香のみにして虫の音聞けり

099.ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ

100.暖かいストールが今欲しくてもあなたに「好き」と告げないだろう


完走報告(西野明日香)

五十嵐きよみ様
たった今、なんとか完走いたしましたのでご報告いたします。
約半年間、本当にお世話になりました。
拙歌ではありますが、このように披露させていただける場を提供してくださりましたことに心から御礼申し上げます。
次回までには、もう少しクォリティーを高めて臨みたいと思いますので、その時にはどうぞ宜しくお願い致します。

100:好(西野明日香)

暖かいストールが今欲しくてもあなたに「好き」と告げないだろう

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

099:戻(西野明日香) 再

ざっくりと拾い集めた心情を閉じてまた母に戻る夕暮れ

(タイプミスにより再送します(汗)

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

098:電気(西野明日香)

気がつけば電気に生かさるこの街で香のみにして虫の音聞けり

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

097:断(西野明日香)

断つよりも断たれるほうがきっといい群なすカモメ迷わず飛びぬ

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

096:マイナス(西野明日香)

マイナスをまた引きながら土砂降りを救えぬ手のひら差し出している


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

095:卓(西野明日香)

ひとひらは色保ちつつ落ちてゆくゆるい陽の射す卓上の薔薇


(変な歌を既に読んでしまった方・・・・・すみません(汗)
何を考えていたのか、三句目が二つ存在していたので修正いたしました(恥)

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

094:彼方(西野明日香)

彼方より射す陽の強さ躱すごと向き合わなかったメールをひらく

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

093:鼻(西野明日香)

今更に救えなかった「ごめんね」のくきやかな文字鼻骨に沁みる



(ヒッソリとコメント&トラックバックの受付を再開いたしました。
長らく勝手させていただいて、すみませんでした。
又、拍手で応援してくださる方々、本当に有難うございます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します)

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

092:夕焼け(西野明日香)

心細き晩夏の海に夕焼けの空より引かるる一本の道

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

091:冬(西野明日香)

ささやかに君を祈らん忍冬(すいかずら)越冬ののち小さく咲いて

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

090:長(西野明日香)

長三度移調して吹く口笛でやぶれたものを君は繕う


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

089:テスト(西野明日香)

ながすぎたテスト飛行のそのわけはラベンダーの丘見たかったのです


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

088:編(西野明日香)

筋書きは決まってたんだ 一編のそこにわたしがいてもいなくても


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

087:気分(西野明日香)

スコールを浴びたTシャツしぼりつつ海岸線を気分は目指せり


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

085:符(西野明日香)

手のひらに切符は乗りて過ぎる時過ぎ去る時の心音速し

(あぁぁ・・・・これ自分にしかわからないじゃん・・・・・もう・・・・・)


テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

085:クリスマス(西野明日香)

(街へ出よう)待たなくていい雪の夜のクリスマスには白いコートで

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

084:河(西野明日香)

遠くから記憶を見ており三度目の河原撫子迎える今は

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

083:憂鬱(西野明日香)

憂鬱を抱える少女の指先で折りつくされる鶴のあとさき

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

082:源(西野明日香)

つれなさの増し来る土手をゆく人に源氏蛍は淡く光れり


すみません・・・表記ミスにより再送します。

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

081:早(西野明日香)

早朝のテラスに立ちて日本を確かめていると君の背は言う

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

080:午後(西野明日香)

前髪を丁寧に切り落とす午後十センチ分走れなかった

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

079:恥(西野明日香)

大声で泣き叫ぶのは恥ですか最果ての地の無風に立ちて

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

078:アンコール(西野明日香)

アンコール過ぎ去りながら走り出すスイッチバックの壊れたトロッコ

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

077:屑(西野明日香) 再

白々と夜明けは来たり君の居ぬベッドに木屑のごときが在りて

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

076:住(西野明日香)

残務には落とし穴あり山の手の住宅街に灯り点りぬ

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

075:おまけ(西野明日香)

もう少しやりたいことがあるのですおまけのような明日が来れば

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

074:肩(西野明日香)

触れることなき肩多くこの世には計り知れない人生がある

テーマ : 自作短歌
ジャンル : 小説・文学

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